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調剤薬局での残業事情 薬剤師の本音

調剤薬局の残業は、薬剤師にとって避けては通れないことかもしれませんね。私たち薬剤師の仕事は、患者さん相手の仕事ですし、明日へ回すことのできない仕事も多くあります。

調剤薬局に来られる患者さんが多く、忙しい日には、もちろん残業をすることがあります。

病気でお薬を必要としている患者さんがすぐそこにいるのに、薬局の営業時間が終了したので閉店しますと言う対応はできませんよね。

また、限られた薬剤師人数で多くの仕事をこなさなければならず、慢性的に薬剤師人数が足りない調剤薬局では残業が常態化しているところもあります。

一人当たりの仕事量を減らして、残業をなくすには薬剤師人数を確保しなければいけません。しかし、経営者側にとっては、薬剤師を多く確保することは経営的に難しい面が出てきてしまいます。

調剤薬局の残業 薬剤師の不満の声

調剤薬局の残業は、薬剤師にとって大きな負担となります。しかし、調剤薬局の仕事は、患者さんを相手にした仕事なので、毎日定刻に仕事を終了できるという保証はありません。

患者さんが多く混みあっている日は、当然、残業することになりますよね。調剤薬局で働く薬剤師の残業の多さは、勤務形態によって偏りがあります。

調剤薬局で働く薬剤師の勤務形態には、常勤薬剤師とパート薬剤師大きく2つに分けることができますね。

パート薬剤師は、主に30~40代の既婚女性、子どもありの場合が多く、ほとんどが働く母親になります。常勤薬剤師は、あらゆる年代でいますが、独身、既婚者子どもなし、男性、の割合が高くなります。

常態化した残業に不満を持っているのは、主に常勤薬剤師であることが多いようです。常勤薬剤師は、週10時間以上の残業をしている人も少なくありません。

パート薬剤師は決められた時間内に出来る仕事をこなして、契約時間内に仕事を終わらせて帰って行くので、よほど忙しい時はお願いして残業してもらうかもしれませんが、通常は常勤薬剤師が残った仕事を全て請け負うことになります。

常勤薬剤師は、調剤業務の他にも在庫管理や薬品発注、事務処理、レセプトの管理まで行い、常勤薬剤師の業務は多岐に渡ります。その中でも残業の多くは、薬歴記載の作業になりますね。

忙しい日には、調剤薬局には次から次へと患者さんが訪れます。待合室が患者さんで一杯という状況で、薬剤師は調剤→監査→投薬という流れを少しでも早くできるように動いています。

どうしても、薬歴記載は後回しになってしまうのです。患者さんの波が過ぎ去った後、その日に投薬した患者さんの薬歴記載をしなければならず、残業となってしまうことが多いのです。

経営者が薬剤師の労働状況を考慮してくれて、残業をなくすように改善策を取ってくれれば良いのですが、残業するのが当たり前、という状況になっている調剤薬局も多くあります。

高い年収を提示してある調剤薬局の求人では、残業が常にある労働環境の場合もあるので注意してくださいね。

調剤薬局 残業なしの薬剤師として働きたい

調剤薬局での残業、薬剤師はなるべくしたくないですよね。毎日残業で勤務終了時間がわからない毎日では、プライベートの予定も立てられません。

パート薬剤師として時間で区切られて働くというのも残業なしの働き方の1つではありますが、やはり常勤薬剤師としてしっかり働きながらも、残業が少ない職場を探したいという人もいますよね。

そんな人には、門前医療機関を考慮して職場を選んでみることをおすすめします。

門前クリニックと密な関係の調剤薬局では、門前クリニックを受診した最後の一人の患者さんがお薬を受け取るまで、仕事を終えることができない場合もあります。

内科ではインフルエンザ時期、耳鼻科では花粉症の季節などに患者さんの増加が予想されますね。そういう時期には残業が増えると思います。

夕方遅くまで営業しているクリニックの長い営業時間を少ない薬剤師人数でカバーしている調剤薬局は、薬剤師の毎日の労働時間が通常の8時間+残業1時間という設定になっているところもありますよ。

ある程度の薬剤師人数を確保できれば、遅出、早出というように交代で勤務したり出来ますが、薬剤師人数が少ない調剤薬局では長い労働時間で対応しなければいけなくなってきますね。

長い労働時間の場合、薬剤師の貰える給料は残業分高くなるので、そこで働く薬剤師が何を一番に求めているのかで、薬剤師の要望と一致すれば不満は出てこないかもしれません。

一方、大学病院や公立の総合病院などでは、予約診療がほとんどなので、病院の外来時間が大幅に延長して患者さんが遅くまで調剤薬局に流れてくるということはあまりありません。

個人クリニックの場合、19時、20時まで外来受付をしているところも多いですが、大学病院や公立総合病院では、外来診察時間も17時~17時30分くらいに終わるところが多いので、残業は少なくなりますね。

私たち薬剤師の残業は、門前医療機関の営業時間に従い発生する残業、患者数の増加により発生する残業、また、同じ調剤薬局で働く薬剤師の急な休みで発生する残業など原因は様々です。

もし、あなたが残業なしの職場で働きたいと思っているのなら、門前の医療機関の営業時間や忙しさ、そこで働く薬剤師の人数などに気を付けて職場を探して下さいね。

調剤薬局の残業 薬剤師を雇う企業はどのように考えている

調剤薬局の残業は、薬剤師を雇う企業の方針にも大きく左右されますね。特に企業規模の小さい調剤薬局に勤務する薬剤師はハードな勤務状況に苦しんでいる場合が多いようです。

小規模調剤薬局では、常勤薬剤師1人にパート薬剤師数人という状況の調剤薬局も多いです。

このような少ない薬剤師人数の小規模調剤薬局では、常勤薬剤師に仕事の負担が多くのしかかり、残業が常態化しているだけでなく、休みも取りづらい場合もあります。

大手チェーン調剤薬局では、チェーン全体である程度余裕を持って薬剤師人数を抱えています。

一時的に薬剤師人数の少なくなっている店舗へ、ヘルプの人材を手配したり、勤務している薬剤師が休みを取る場合にも他店舗から薬剤師を融通してもらえたりします。

残業が少ない調剤薬局と言うのは、経営母体がしっかしとしていて、経営者側が働く薬剤師のことをきちんと考えてくれている会社だと思います。

この点から考えると、大手調剤薬局の方が労働環境の整備に力を入れていて、残業なしの労働環境を整えようという意識が高いです。

例えば、ある店舗での薬剤師の残業時間が増えているという情報が本部に届いたら、その状況に対してヘルプの薬剤師派遣をしてくれる、業務内容を見直して改善策を出してくれるなどの対応をしてくれると思います。

しかし、全国的に調剤薬局は他業種と比べて経営規模の小さいところが多いです。

そのため、私たち薬剤師は、残業や休暇に関しての労務トラブルが多い職種となっているようです。

常時10人以上の労働者を使用する事業所では、就業時間や賃金の計算法などの労働条件を記載した就業規則を作成する義務があります。

しかし、労働者が10人未満の事業所には、作成義務がありません。そのため、個人経営の調剤薬局などでは、就業規則が作成されていない場合もあります。

そういった労働条件が曖昧な調剤薬局では、サービス残業が当たり前のように行われていることもあります。

初めて、勤めた調剤薬局がそのように労働条件が曖昧なところの場合、それが当たり前のように思ってしまうかもしれません。

あなたの調剤薬局は大丈夫ですか?

今いる職場が、他の職場と比べて劣悪な労働環境なのか、優良な労働環境なのか、実はわからない場合が多いのですよ。

転職してみて、初めて今までの職場が良かったのか、悪かったのかわかる場合がほとんどです。

残業が多い、残業代が充分支払われていない、休みが取れないなど、職場の労働条件に疑問があるがある場合、近い将来の転職を視野に入れてもいいかもしれませんね。

今すぐ、転職したいと言うわけではないけど、頭の片隅に転職という選択肢を用意しているという人には、転職サイトに登録してみることをおすすめします。

転職サイトに登録して、コンサルタントと相談しながら多くの情報を入手することで、現在の職場の良い所、悪い所が客観的に見えてくると思います。

薬剤師という職種は転職経験の多い職種なので、30代薬剤師の場合、8割以上が既に1回は転職を経験しているというデータも出ています。

より良い転職をするために、多くの薬剤師が利用しているのが転職サイトなのですね。

あなたが調剤薬局に転職しようと思った時、そこの門前医療機関の季節ごとの忙しい時期やどの程度忙しくなり、残業がどれくらい発生するのかを知りたいと思いますよね。

そんな時は、それら、あなたの知りたい情報をコンサルタントに確認してもらうことができますよ。

また、残業代が発生する時点が30分経過後からなのか、タイムカードを押した時点で1分からでも支払われるのか、残業代の算出方法など、細かいことのようですが知っておきたいことです。

しかし転職する本人が、このような細かい残業代について尋ねるというのは、正直、聞きにくいことですよね。

転職サイトを利用すると、コンサルタントを通じてこれらの情報を集めることができますよ。

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執筆者情報

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