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調剤薬局 薬剤師の不要論が沸き起こる~どうなる!?これからの薬剤師~
調剤薬局の薬剤師は不要なのではないかという意見がでてきています。
調剤薬局を利用する患者さんが薬剤師を通じてお薬を受け取るメリットを感じていないということは、私たち薬剤師にとってとても残念なことですね。
調剤薬局の薬剤師が不要と言われてしまう背景
調剤薬局の薬剤師が不要と言われてしまうことは、私たち薬剤師の存在意義がないと言われていることになってしまいます。
この薬剤師不要論は、私たち薬剤師にとって無視できない国民からの投げかけであると思います。
1990年以降、医薬分業を推し進める厚生労働省の働きにより、診療報酬改定と薬価改定で処方箋料の増額や薬価差削減などが行われてきました。
こうして経済的メリットが設けられることにより、医薬分業が進み調剤薬局が次々と作られてきました。その結果、分業率は2000年には40%を超え、現在は70%に達するようになりました。
調剤薬局の薬剤師は患者さんの希望により存在し、増加してきたのではなく、国が進める医薬分業により、調剤薬局が増え多くの薬剤師が必要となってきたのですね。
現在までの調剤薬局 薬剤師は、国が作ってくれたお金の流れの一端を私たち薬剤師が受け取っているという形です。
医薬分業が進んできた、この20年間の私たち薬剤師の働きに対し、世間の評価が薬剤師不要論であるならば、真摯に受け止めなければいけないと思います。
これは、医薬分業の費用対効果が厳しく問われていて、薬局が提供しているサービスがコストに見合ったものではないと考えられます。
実際に院内処方で薬を貰う場合と比べて、院外処方で薬を貰う場合は、時間もお金も多くかかってしまいます。
このようにお金と時間をかけて調剤薬局で薬を貰うことは、患者さんにとって本当にメリットのあることなのか、患者さんにとってメリットがないとするならば、これが薬剤師が不要と言われてしまう原因なのではないでしょうか。
薬の情報もネットで簡単に調べることができる時代に、私たち薬剤師に求められているものは何だろうかと考えてしまいますね。
調剤薬局での薬剤師 不要と思われるのはこんな薬剤師
調剤薬局の薬剤師が不要だと判断されてしまう場面は、どのようなときでしょうか?
患者さんに薬を渡す場面で、私たち薬剤師は「今日はどうされましたか?」「お変わりありませんか?」などの言葉を投げかけることがあると思います。
この言葉に多くの患者さんは違和感を感じています。
医師から「今日はどうされましたか?」と聞かれるのはわかるのですが、薬剤師は治療薬を選択するわけではないのに、どうしてこんな不要な質問をされなければいけないのだろうか、と患者さんは思ってしまうのです。
患者さんにとって薬剤師は、処方箋に書いてある薬を取って渡すだけの人という感覚が強くあるのですね。
例えば、患者さんが「この薬は飲みたくないから、違う薬にして欲しい」と言ったところで、私たち薬剤師には決定権はありません。
副作用の恐れがある、服用困難など正当な理由があれば、医師に薬の変更をお願いすることができますが、特別な理由なく薬の変更を医師にお願いすることは難しく、最終的には「医師の指示がないので、できません」となってしまいます。
私たち薬剤師が薬を渡す前に医師と同じように症状に関する質問や飲み合わせの薬を確認するのは、一義的には処方箋をチェックするためなのですが、薬歴を書き「薬剤服用歴管理指導料」を算定するためのネタを取材していることが患者さんに伝わってしまっているのですね。
毎回、薬剤師が渡す「薬の説明書」を不要だと思っている人も多くいます。ネットで検索した方が、多くの情報を入手できるのも事実です。
薬剤師として指導料をとるため、最低限の仕事をこなすことばかりを考えた仕事態度は、患者さんのことを本当に考えているのでしょうか?
このような仕事態度の薬剤師に患者さんは、薬剤師は不要だと感じてしまっているのかもしれません。
調剤薬局 薬剤師が不要とならないために、今私たち薬剤師がすべきこととは?
調剤薬局 薬剤師が不要という声があがっていることも踏まえて、これから調剤薬局の経営はますます厳しくなっていくことが予想されます。
調剤報酬が削られ、今以上に利益が出ない時代になるかもしれません。世間から調剤薬局の薬剤師が不要と判断されれば、再び院内処方に戻ることもあると思います。
実際に院外処方を院内処方に切り替える動きも出てきています。
2014年には、がん、免疫抑制剤に関しては院内処方に戻すという決断をした大学病院があります。抗がん剤や移植後の免疫抑制剤を服用する際には、服用方法、副作用を十分説明する必要があります。
しかし、調剤薬局の薬剤師の中には、重要な疾患に対する充分な知識を持っていないこともあるため、病院側は院内処方に戻すことにしたようです。
全ての薬剤師が知識不足であると言われたわけではありませんが、医療機関からも調剤薬局 薬剤師が不要という声が聞こえてきそうで、薬剤師として危機感を感じますね。
あなたの毎日の仕事は大丈夫ですか?単に経験年数を重ねるだけの毎日になってしまっていませんか?
必要とされる専門性やスキルを身につけていくことができていますか?
薬剤師免許があるだけで安心し、日々の勉強を怠っていると、10年後、世間から不要と言われる知識やスキルの低い薬剤師になってしまっているかもしれませんよ。
あなただけではなく、毎日の業務に追われて、自らを成長させる機会を見失っている薬剤師が多いのは事実だと思います。
しかし、それでは私たち薬剤師が「錠剤の数を数えるだけで高い給料をもらい、調剤マシーンなどの機械化が進めば不要となる職業」に分類されてしまいます。
そう判断されないためにも、今現役の薬剤師が頑張らないといけないのですね。
今の職場では、自分を成長させることができないと感じている人には、思いきって違う環境に自分を持っていくという方法をおすすめします。
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時代の流れを踏まえて、不要と言われない薬剤師になるために、ぜひコンサルタントからの情報を参考にしましょう。
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執筆者情報
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