薬剤師が製薬会社から調剤薬局へ転職しようと思ったら

薬剤師が製薬会社から調剤薬局へ転職しようと思った場合、ほとんどの場合スムーズに転職活動は進んでいきます。

私たち薬剤師は、薬剤師免許さえあれば、調剤未経験の他職種からでも、調剤薬局への転職は簡単にできるというのが現状ですね。

薬剤師が「製薬会社から調剤薬局へ転職すると給料はどうなるの?」にお答えします。

薬剤師が製薬会社から調剤薬局へ転職する時に気になるのが、やはりお給料ですよね。

一般に製薬会社と言っても日本の製薬メーカー、トップ10に入る大手製薬メーカーから中小企業製薬メーカーなど企業規模も色々あります。

また企業に勤務していても薬学的知識を持つ人が配属される部署は、研究職、開発職、品質管理、MR(医薬品営業)など様々ですね。

製薬会社で働いている人の平均年収は企業規模や職種にもよりますが、600万~800万円、大手製薬企業では能力により30代後半で1000万円以上も可能となります。

一方、調剤薬局薬剤師の平均年収は500万円~600万円となっています。

多くの場合、製薬会社から調剤薬局への転職の場合、給料は減ってしまいます。福利厚生も大企業ほどの充実は期待できません。

では、いったい製薬会社から調剤薬局へ転職するする人は、どのようなきっかけで転職に至るのでしょうか?

薬剤師が製薬会社から調剤薬局へ転職~実際の体験談~

薬剤師の製薬会社から調剤薬局へ転職した体験談を紹介します。

「Y子さんの場合」

Y子さんは製薬会社でMR(医薬品営業)として5年働き、その後調剤薬局へ転職しました。勤務していたのは日本の製薬会社トップ10に入る大手製薬会社でした。

転職を決めたきっかけは、勤務していた会社が他社との合併を決定し、人員整理のため希望退職を募集したことでした。

製薬会社でのMRの仕事は楽しく魅力的な仕事でやりがいを感じていましたが、夕方から夜にかけての医師向けの勉強会を主催したり、土日にセミナーを開催したり、仕事の延長線上のお付き合いに時間を費やすことも多く、いずれ結婚して、子どもを産んで仕事と子育てを両立することを考えると難しく感じていました。

いつかは、薬剤師として働く職場に転職しようかと考えていたのでした。製薬会社での給料や待遇には満足していましたし、気の合う同期や先輩に恵まれ職場環境に不満はありませんでした。

希望退職ということで、退職金が割増支給となるという条件もあり、いつかは薬剤師として働くと考えていたY子さんは思い切ってこの機会に退職を決意したのでした。

現在、製薬会社に勤務する夫と2人の子どもの母親として、調剤薬局での仕事と子育てに励んでいます。

Y子さんの夫は転勤がある職種なので、もし夫が転勤になっても、夫の転勤先でも仕事が見つけられるということは家計の将来を考えると安心です。

また、土日が休みの職場など、自分の希望する職場を選べる点でも調剤薬局薬剤師は魅力的です。

Y子さんにとっては、ライフスタイルと仕事とのバランスを取りやすいというのが、調剤薬局 薬剤師の魅力だったようですね。

薬剤師が製薬会社から調剤薬局へ転職する際の注意事項

薬剤師が製薬会社から調剤薬局へ転職する際には、転職先は問題なくすぐに見つかると思います。何も考えずに目に付いた転職先に応募して、すぐに内定をもらい安心してはいけませんよ。

製薬会社から調剤薬局への転職は、しっかりと情報を収集して、よく検討してから決めて下さい。製薬会社→調剤薬局は転職可能ですが、調剤薬局→製薬会社は正直なかなか転職はできません。

今いる環境を捨てて転職すると、もう製薬会社には戻れないということです。

思っていた労働環境と違うから、もう一度製薬会社に戻りたいと思ってもできないという覚悟を持って転職を考えてください。

製薬会社でも色々な職種がありますね。なかでも、体験談でのY子さんのようにMRからの転職が一番多いようです。

MRは営業職ということもあり、社交的で明るく活発な人が多いので患者さんとのコミュニケーションや医師とのコミュニケーションも問題なく出来る方が多いですね。

MRとしての仕事の中で、ビジネスマナーもしっかりと身についているので安心して働いてもらえます。

しかし、今までの製薬会社に在籍中の勤務実績は、調剤薬局での給料には全く反映されません。調剤業務未経験として、初任給からのスタートとなります。

もちろん、調剤業務未経験なので、研修システムがしっかりしている調剤薬局を選ぶことも重要なポイントとなってきますね。

また、今まで外で出歩くことが多かった仕事から調剤薬局での業務は、薬局内という狭い空間でいつも同じ薬剤師メンバーと1日中過ごすことになります。

場所と時間を拘束されてしまう職場環境にストレスを感じてしまう人もいます。そんなことも考えて調剤薬局での仕事に自分が向いているかどうかよく検討してみて下さいね。

また、製薬会社でも研究職、品質管理などの仕事からの調剤薬局転職は、職場環境の変化はMR以上に大きいです。

研究職、品質管理の仕事は、常に人に接する仕事ではなく、自分のペースで仕事に取り組んでいく仕事なので、調剤薬局に転職するためには、コミュニケーションを活発に取れる人であることが重要となりますね。

調剤薬局での仕事は、常に人を相手とするので、患者さんに「薬はまだか?早くしてくれ」などと急かされ、クレームをつけられることもあります。

このような環境で長時間仕事をすることにストレスを感じてしまうかもしれません。

転職という人生の分岐点に立つとき、あなたが調剤薬局薬剤師に向いているのか、あなたが調剤薬局での仕事に何を求めていて、求めていることを実現してくれる職場なのか、自分一人で考えていると不安になってきますね。

そんなときには、転職サイトに登録してみるといいですよ。コンサルタントが客観的な視点からアドバイスをしてくれ、希望する条件を満たした求人を紹介してくれます。

実際に今いる職場を退職してしまう前に、一度登録をして情報を集めてみることをおすすめします。

その後の人生を大きく変えることになるかもしれない転職。しっかりと情報収集をして、体験談などを参考に検討してみて下さいね。

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