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薬剤師が調剤薬局から調剤薬局へ転職する場合

薬剤師が調剤薬局から調剤薬局へ転職しようと思う時、どのようなことを考えて転職に踏み切るのでしょうか?

現在の調剤薬局の職場環境に不満がある場合、給料に不満がありキャリアアップを目指している場合、引っ越し、転居に伴う転職の場合など様々な状況が考えられますね。

薬剤師の「調剤薬局から調剤薬局へ転職するとき、調剤薬局によってどんな違いがあるの?」にお答えします。

薬剤師が調剤薬局から調剤薬局へ転職するとき、どんなことを希望して転職しますか?

一口に調剤薬局と言っても、門前の病院の違いや調剤薬局として抱えている役割の違いにより仕事の内容は様々です。

「大学病院や総合病院の門前調剤薬局」

大学病院や総合病院の門前調剤薬局は、処方箋枚数が多く、内科、外科、皮膚科など様々な処方箋に対応できるように取り扱う薬品数も多いです。

常に忙しくて大変なイメージはあるかもしれませんが、様々な種類の薬品に触れることができ、専門的な処方内容の処方箋に出会えるので勉強できる職場としておすすめですね。

大学病院や総合病院は予約診療で、診療時間がきっちり決まっているので、調剤薬局の営業時間通りに薬局を閉めることができます。この点もメリットとなりますね。

1日の取扱い処方箋枚数も多いので、薬剤師人数も多く配置されています。少人数の職場での人間関係に不安を感じる人は良いかもしれません。

取扱い薬品数★★★ キャリアアップ★★★ 忙しさ★★★ 薬剤師人数★★★

「個人クリニックの門前調剤薬局」

開業医クリニックの門前調剤薬局では、取り扱う薬品数はあまり多くなく、処方内容も同じような内容の処方箋を扱うことが多くなります。一度慣れてしまうと、調剤作業は簡単になります。

調剤薬局の営業時間は、隣接するクリニックにぴったりと合わせることになります。

ということは、昼休みが13時~16時で午後からの診療が16時~20時という場合など、それに合わせて薬剤師は働かなければいけません。

また、暇な時はとてものんびりと仕事ができることもありますが、例えば、インプルエンザが流行し、クリニックが患者さんで混雑した時などは最後の1人の患者さんが終わるまで薬局は営業し続けます。

隣接のクリニックとの関係が強く、医師との円滑なコミュニケーションが取れなければいけません。

各調剤薬局の1日の取扱い処方箋枚数にもよりますが、勤務する薬剤師人数は3~4人と少なめの所が多いです。その調剤薬局で勤務している他の薬剤師との相性が、働きやすさに直結してきます。

取扱い薬品数★★ キャリアアップ★★ 忙しさ★~★★ 薬剤師人数★

「面対応調剤薬局」

門前クリニックに焦点を合わせるのではなく、様々な患者さんが立ち寄りやすいように駅近くや商店街など人通りが多い所にある面対応薬局も、最近は増えてきました。

様々な医療機関の処方箋を持って来てもらえるような、かかりつけ薬局として地域密着を目指しているところが多いですね。

様々な医療機関からの処方箋が持ち込まれるので、処方内容も色々なバリエーションのものに触れることが出来ると思います。

ただ、薬局としては経営面で薬の在庫をそんなに多くの種類、置くことはできないので、処方が来てから不足の薬を他の薬局へ取りに行く、卸さんに急配をお願いするなどの対応が必要となり、その点では苦労することも多いとおもいます。

どんな処方箋にも対応できる幅広い知識と調剤スキルが必要となりますね。

こちらも、各調剤薬局の1日の取扱い処方箋枚数にもよりますが、勤務する薬剤師人数は3~4人と少なめの所が多いです。

かかりつけ薬局として多くの人から支持されていて様々な医療機関から多くの処方箋が集まるところは、それに応じて薬剤師人数が配置されています。

取扱い薬品数★★★ キャリアアップ★★ 忙しさ★~★★ 薬剤師人数★~★★

「在宅医療に取り組む調剤薬局」

また最近、在宅医療に取り組む調剤薬局も増えてきています。

在宅医療は調剤薬局の新しい流れとして注目されており、病院薬剤師をしていた人が、在宅医療に取り組みたいのでと転職を希望するという例もあります。

薬剤師が在宅医療において何ができるかということは、まだ試行錯誤の状態ではありますが、今ここで薬剤師の頑張りにより、在宅医療の現場で薬剤師が必要とされるようになることが期待されます。

在宅医療では、高カロリー輸液のミキシングなど注射処方箋が対応可能になることも求められていますので、薬剤師としての仕事の幅が広がると思いますよ。

在宅医療では、薬剤師が薬局の外に出て薬を渡しに行かないといけないので、薬剤師人数はある程度必要となってきます。

しかし、まだ取り組み始めたばかりという薬局が多く充分な薬剤師を確保できていない状態で、現状の少ない人数で在宅業務まで回しているところもあります。

取扱い薬品数 ★★ キャリアアップ★★★ 忙しさ★★ 薬剤師人数★★

このように、調剤薬局によっても仕事内容、職場環境は様々です。

給料面では、各調剤薬局チェーンの基準により決まっているので、同じチェーン調剤薬局内で、大学病院前支店だから給料が良いとか、個人クリニック前だから安いなどという違いはありません。

あなたの希望する条件にはどのような調剤薬局が適しているかよく検討してみて下さいね。

薬剤師が調剤薬局から調剤薬局へ転職~実際の体験談~

薬剤師が調剤薬局から調剤薬局へ転職した例。

「M美さんの場合」

M美さんは徳島県でチェーン展開している調剤薬局で4年働き、その後、自分の実家のある島根県の調剤薬局へ転職しました。

転職を決めたきっかけは、結婚後、これから先、生活する場所をどこにするかマイホームを持つことを考えたことでした。

一人娘のM美さんは、いずれは、実家の両親の面倒をみることになるかもしれないなど考え、夫と相談し、自分の両親が住む島根県の調剤薬局へ転職することにしたのです。

夫も同じ薬学部を卒業した薬剤師だったので、住む場所を変えることによる仕事の心配はなく、お互いに希望の条件に合った転職先を探し転職しました。

夫は以前から興味のあった病院薬剤師へ転職を決めています。

島根県には県内に薬学部がなく、慢性的に薬剤師不足のため薬剤師の給料は高い地域です。そのため、転職により給料アップにも成功しています。

現在は、総合病院前の調剤薬局で薬局長となり、キャリアアップを実現し働いています。

M美さんの世代は、M美さんの卒業後、数年すると6年制薬学部卒業の薬剤師が世の中に出てくるという世代でした。4年制薬学部卒業の薬剤師が力不足と見なされないよう、積極的にキャリアを重ねてきています。

これから先、今と同じように好条件で転職できるかどうかもわからないので、早いうちにしっかりとしたスキルを身につけて、良い環境の職場を見つけておきたいとは思っていたようです。

M美さんの場合は、結婚、マイホーム購入など人生の転機となる出来事をきっかけに転職を考えたのですね。

調剤薬局の場合、全国どこでも働けるというメリットは大きく、仕事によって住む場所を強制的に固定されてしまうことがないというのは、自分の人生をプランニングしていく上ではとても恵まれています。

多くの薬剤師は、プライベートな時間や家族との生活と仕事のバランスを上手く調節して、自分の理想のライフワークバランスを実現しています。

薬剤師の「調剤薬局から調剤薬局へ転職するときの注意事項」にお答えします。

薬剤師が調剤薬局から調剤薬局へ転職する際には、転職先は問題なくすぐに見つかると思います。経験者として、歓迎されますし給料も前職での実績を考慮してもらうことができます。

雇う側からすると、即戦力としてぜひ欲しい人材です。そのため、あなたの希望の労働条件や給料が受け入れてもらいやすいと言えますね。

調剤薬局勤務経験者として、スキルを充分に評価してもらい、キャリアアップに繋がる転職をしたいとあなたも思っているはずです。

キャリアアップを狙うのなら、まず若いうちに大学病院や総合病院の門前で何年か働くことをおすすめします。扱う薬品数は3000種類くらいはあり、幅広い分野の処方箋を調剤する経験は将来のキャリアアップにつながります。

一方、皮膚科、眼科など専門科の門前調剤薬局の場合、取り扱う薬品数も少なく、処方内容もワンパターンとなる場合が多いですね。仕事に慣れるのは早くていいかもしれません。

しかし、専門科の門前で何年も勤務することは、あなたの薬剤師としてのキャリアにはマイナスになってしまう場合もあるのです。

その後、キャリアアップのための転職を考えている場合、専門科の調剤経験はあるけど、その他の調剤はあまりしたことがない薬剤師という印象を持たれてしまいます。

もし、あなたがもっと薬剤師としての経験を積みたいと思っているのなら、若いうちに大学病院や総合病院の門前での仕事を経験してみて下さいね。

また、現在の流れでは在宅医療への注目度が上がっているので、在宅医療に取り組むというのも調剤薬局薬剤師として大きなキャリアとなってくると思います。

仕事の幅を広げたい、自分のキャリアをアップしたいと考えているのなら、転職をすることは良い選択肢の1つです。

しかし、5~6年間くらいの短期間に転職を繰り返してしまうことは、要注意です。

他の職種に比べ薬剤師は転職率が高く、比較的、転職に対してはマイナスのイメージがないですが、それでも短期間に転職を何度もしている履歴書は「何か問題のある人物なのではないか?」という疑問を持たれてしまいます。

調剤薬局業界は狭いので、同じ地域であれば簡単に情報が入ってきます。前職でどんな仕事ぶりであったか、調べなくてもうわさが流れてきたりする業界です。

そのため転職する際は、しっかりと情報を集め、慎重に次の職場を選んでくださいね。想像していた職場と違っていたなど、後から気づいてもすぐに次の職場に転職というわけにはいきません。

やはり、一回の転職できちんと希望する職場へ転職できるようにした方が良いですよね。多くの情報を集めるという点では、転職サイトへの登録が有効となりますね。

コンサルタントがあなたの希望の条件に合った求人を見つけてきてくれます。詳しい職場環境についてなども事前に教えてもらうことができるので、あなたが求人先へ問い合わせをする必要はありません。

このような転職サイトは、あなたの転職の手助けをしてくれると思いますよ。


執筆者情報

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